SNSで知り合った年齢も職業もバラバラの心霊研究会の3人のメンバー。心霊現象に取り憑かれた彼らは、霊にまつわるたくさんの情報を集めていた。
そして一冊の古い書物に書き示された儀式を見つけだした。その儀式とは霊界の扉を開ける禁断の儀式だ。過去その儀式が行われたのは遥か昔に一度だけ。その場所はある海沿いにある小さな寺院。
書物には「光は東から誕生し西に沈み死をむかえる。寺院の入口に最後の光がさしたあと闇が訪れ霊界への扉が開かれる」と謎めいた一節も書かれていた。3人は記されたその場所を訪れた。理由はわからないが寺院は跡形もなく取り壊されており、今はその場所に、洋館が建っている。美しいはずのその姿は謎めいた不気味さを放っている。彼らはこの建物が寺院と同じ方角を向いて建ってることに何か意味を感じた。
彼らは深夜の洋館に忍び込み書物に書かれていた儀式をここで行うことにした。テーブルを囲み木製のテーブルに魔法陣を彫った。そして書物に書かれた3文字の「言霊」を書き入れた。あとは定められた時間に扉が開くのを待つだけだった。しかし、この儀式には決して行ってはいけないことがあるのを彼らは知らなかった。もしそのルールを破ってしまうと恐ろしいことが起こるのだ…
その昔、禁断の儀式をしてしまったために開いてしまった霊界の門。
その門を封印するためには呪文の文字を集め、儀式に参加することが必要だ。
さあ、勇者たちよ。霊界の門を封印し、平穏な世界を取り戻してくれ。